熟練した杜氏　愛情の味

「安藤醸造商品と一般流通商品との違いをご理解下さい」

ご存じの通り、安藤醸造商品は“無添加”“天然醸造”が特徴です。
機械任せにせず、熟練した『杜氏（製造責任者）』が、品質を管理しています。
一人の杜氏が、味噌・醤油・漬け物それぞれを責任持って、愛情いっぱいに管理しています。
それは、一桶一桶異なる発酵状態にある商品を、自らの目や鼻、あるいは舌を使ってみています。
一人の杜氏が見ることが出来る量には限界があります。
それが結果として、たくさん作ることが難しくなる背景にあります。

天然醸造だからこそ

天然にこだわるからこそ、美味しい商品が出来上がります。 しかし、天然の力での醸造は、平均でも丸１年。
長いものですと、２年以上の発酵期間が必要になります。
多くの皆様に毎年同じような量をご提供しようとすると、それだけの量をストックしておく場所が必要になります。
発酵状態によって、保管場所を変えなければならず、その場所も必要になります。
現在でも既にほぼ満杯の状態・・・。
これ以上の生産は、難しい状態なのです。

無添加・天然醸造

合理化の限界と矛盾

大量生産を実現する事が、お安くすることへの最短距離です。
そのために必要な、可能な限りの合理化や機械化は安藤醸造も進めています。
が、“無添加”“天然醸造”が安藤醸造の一番の特徴である以上、この良さを捨てる事は出来ません。
安藤醸造商品の特徴は、大量生産とは相反するものなのです。
手作業が多い商品ゆえ、大量生産を目指せばそれだけ人手が必要であり、結果的に製造するための必要経費が上がることにもなります。
大量生産を目指せば、品質の維持が難しくなる。
そして、安藤醸造商品の特徴が消えてしまう。
また、製造するために係る人も必要になり、多くのメリットが見込めない…そんな商品が、安藤醸造の商品です。