秋田・角館 創業嘉永六年 味噌・醤油・漬物・特産品の老舗

安藤醸造

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安藤醸造について


安藤家

角館は武家屋敷が建ち並ぶ内町と商家などの町並みが続く、外町に分かれており、安藤醸造は外町(商人町)にあります。
当家は享保から角館に地主として住んでいた歴史があり、その副業として味噌醤油の醸造をはじめました。
味噌の仕込み樽に嘉永六年の銘があり、そこから安藤醸造が始まったと言われています。

資料からわかる安藤家の歴史

初めは醸造技術の取得や伝承に並々ならぬ努力をかさねていたようで、常陸(現在の茨城県)まで出向いて研究し、品質の改良に努めていました。
今、店頭にかかげている「常陸傳、生醤油(ひたちでん、きしょうゆ)」の木製の看板はその当時の名残をとどめるものであります。

安政2年、江戸湯島の大城屋から「東講商人鑑(あずまこうしょうにんかがみ)」(角館図書館蔵)が発刊され、これに北海道から九州まで全国三千余軒の有名店が紹介されておりますが、その中に羽後角館丸上安藤屋重助の広告記事を見ることができます。

戦後は農地解放、専売制度などにより、味噌・醤油・漬け物の製造を専業とし、代々伝えられてまいりました伝統の味を守り続けております。

明治から変わらない建物・文化財

本店は1883年に再建した後、当時の姿をそのまま残しています。
幅の広い通りに面して、入り口からミセ・オエ・台所となっており、町家造りの名残が見られます。
通りの奥に味噌・醤油の醸造工場と仕込み蔵があり、製造に欠かせない仕込み水は、創業以来、屋敷内にある井戸水を使用して伝統の味を守り続けています。

本店の象徴でもある煉瓦蔵の中には、蔵座敷があり、冠婚葬祭用として重要な役割を果たしていました。
煉瓦造りの蔵は東北地方で最古のものであり、仙北市指定有形文化財にも登録されています。
本店にて公開しておりますので、是非お越しください。