秋田・角館 創業嘉永六年 味噌・醤油・漬物・特産品の老舗

安藤醸造

電話:0187-53-2008(受付時間09:00〜18:00)
FAX:0120-980-080(フリーアクセス)

料亭稲穂

郷土料理や地元の名産品を使った料理を提供する料亭稲穂。新鮮な素材にこだわり料理を作る、後藤悦朗さんにお話を伺いました。

郷土の味を伝える

安藤醸造の調味料は40年以上前から使っています。きっかけは地元の醸造だったからですね。「生醤油」を“めんつゆ”や“だし”など様々な料理に使っています。また、「十年再仕込みイ号醤油」と「二年物生搾り生醤油」をお刺身のかけ醤油やステーキを照り焼きにする際に使っています。特にステーキは焼いているうちに肉と醤油の双方の旨さが絡み合い、まろやかさと旨みが徐々に際立ってきます。

どういったところが普通のお醤油と違いますか。

一番は添加物が入っていないところですね。生醤油はだしや素材の味を邪魔せず、むしろ引き立たせてくれます。また、香りが豊かなところも特徴だと思います。

お客様の反応はいかがですか。

お客様が“飲める醤油”だと驚いていました。普通の醤油は飲めないので、それだけ、安藤醸造さんの醤油が美味しいということですね。

飲める醤油、初めて聞きますね。他の料理についても教えて頂けますか?

他にも、「上粒みそ」を御狩場焼に使ったりもしています。角館の武家屋敷では昔から、山椒が取れため、武士が自分で調理していたと言われています。その山椒を入れた味噌(御狩場味噌)をお殿様が狩りの際に持って行き、作っていたのが御狩場焼だと伝えられています。

(御狩場焼 ¥1,000)

地元の味を大切にされているのが素敵です。一番お客様からの反響が大きい料理は何ですか?

どれも人気ですが、「いぶりがっこ」を使ったがっこ懐石は喜ばれます。漬物としてはもちろんですが、天ぷらや甘露煮として調理したいぶりがっこは人気です。甘露煮をつくる際には、燻蒸がきちんとつけられたいぶりがっこでないと作られないのですが、その点で安藤醸造さんのいぶりがっこは最適で、使わせてもらっています。お客様も喜んで下さり、食べた後にお土産として買って帰られます。

(がっこ懐石 ¥1,500)

漬物としてだけでなく、様々な料理にアレンジ出来るんですね。

他にもいぶりがっこを千切りにしたものを入れた、いなほ風比内地鶏丼もあります。ぱりぱりとした食感がアクセントになっていて、オススメです。また、いぶりがっこ以外にも、「きりたんぽ」も人気です。角館懐石ではコースの中で、安藤醸造さんのきりたんぽに上粒味噌をベースにした、たま味噌というたれを塗り、お客様ご自身で焼いて食べて頂いています。実際に召し上がると、美味しいと言って、きりたんぽとたま味噌の両方買われる方もいます。実は食パンにたま味噌を塗っても美味しいんです。もとのお味噌が美味しいから、調理しても美味しい。皆さん喜んでいらっしゃいます。

名産品や郷土の味を伝えるのはもちろん、アレンジを加えた料理でおもてなしをする後藤さん、伝統を守りながら、親しまれる味を丁寧に作られているのが伝わってきました。

稲穂HPはこちら

ご利用いただいている商品